icon_square_bgr1映画感想

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茶人の観た映画の気ままな思ったことを備忘録的に書いてみております。あらすじも書いていますので、かなりネタばれです。

星も勝手につけております。5点満点です。

268 スター・トレック

ロミュランの攻撃を受け、自らを犠牲にして乗組員の命を救った父を持つカークは、向こう見ずな情熱家に成長した。
おじ(現艦長)の勧めで士官候補となってエンタープライズへ就任する。早々にロミュランの攻撃を受け、おじが人質にされ、バルカン星が核技術で破壊されてしまう。 カークは臨時艦長となったスポックとやりあって、極寒の星に追放されるが、そこでブラックホールでタイムトリップした老人スポックと出会う。
ロミュランもブラックホールで未来から来ていたのだ。未来のスポックがロミュラン星の破壊を止める任務を失敗したため、スポックへの恨みを持ち、過去のバルカン星を破壊したのだった。 更にすべての星を破壊するつもりという事を知り、食い止めることに。転送でエンタープライズに戻り、スポックを心理攻めにし、艦長に成り代わる。
最後は2人で協力、ロミュラン船に乗り込んで破壊に成功する。カークは栄誉を受け、クルーと新たな旅へ出て行く。

面白かったです!宇宙空間でのバトルは大迫力でした。改めて、スケールの大きい物語世界だと再認識です。 カークは仲間意識に熱い、カリスマ性あるキャラだと思いました。スポックも不思議な魅力があり、こだわりが感じられるキャスティングでした。スポック老人にニモイ氏本人が出ているのも、旧作ファンには嬉しいのでは。
このメンバーでまた続編を見てみたいと思いました。企画があると良いですね。しかし若い人には旧作のイメージで倦厭されてしまうタイプなのかも…と思いました。 (09/10)

評価…☆☆☆☆☆

267 ダイハード4.0

アメリカのシステムをハッキングし、都市機能を混乱→インフラ停止→金融システムからデータを盗むという計画が実行された。
用済みで命を狙われた下請けのハッカーを護衛するマクレーン。ブレーンとしてハッカーも協力してくれ、追い詰める事ができた。

ダイハードも映像技術で、更に激しくなりましたね!ホント人間離れしてますよ(笑)理屈抜きで楽しむと良いですね。(09/10)

評価…☆☆☆

266 幻影師アイゼンハイム

家具職人の主人公アイゼンハイムと幼馴染みの伯爵令嬢ソフィーは思い合うが親に引き裂かれて、何年も後、ソフィーは傍若無人な皇太子の花嫁候補になっていた。 そこに奇術師となったアイゼンハイムがショー劇場を開き、話題を呼ぶ。再会した2人は駆け落ちを計画したが、ソフィーは感づいた皇太子に「殺されて」しまう。
その後アイゼンハイムは亡霊を呼び出し、会話するショーを始め、また注目を浴びる。ソフィーの「霊」を呼び出したりもした。警察や皇太子に止められるもショーを続け、話題も最高潮に達した頃、ショーの最中に忽然と姿を消す。
そしてソフィーを殺した証拠を発見された皇太子は自殺した。実は「殺人事件」は、ソフィーとアイゼンハイムが共謀した嘘の事件だった。彼らは田舎に逃れ、静かに暮らしていくようだ。

主人公が超能力者なのか、トリックなのかという謎でひきつけるサスペンスですね。画面の4スミを暗く処理しているのが雰囲気出てました。(09/10)

評価…☆☆☆☆

265 ターミネーター3

身を潜め転々としている青年時代のコナー暗殺のため、女性型最新アンドロイドが送られてくる。同時にコナーの護衛のターミネーター・T-850(シュワちゃん)も送られてくる。 追跡をかわしていくが、すべての軍事システムをコンピューターに制御させるシステム・スカイネットが起動され、ロボットの人間への襲撃が始まってしまう。
刺客はターミネーター同士の相討ちで殲滅できたものの、システムは止められず、地上はコンピューターによる核攻撃の嵐となる。シェルターに誘導されて無事だったコナーとパートナーのケイトにはこれからどんな運命が…?

T4につながるためのエピソードという感じでしたね。アンドロイド同士のバトルは、人間ではありえない激しさの攻撃ができるので、色々取れたりしても平気だし…^_^;これはこれで結構楽しめます。(09/10)

評価…☆☆☆

264 インディ・ジョーンズ4/クリスタル・スカルの王国

インディは(実は息子の)若者とともに、とらわれた母親・マリオンと父代わりの研究者を探しに行く。 調べる中でスカルを元あった場所に戻すと、スカルの力を得るという伝説があり、それを信じる女性将校中心のロシア軍とスカルをめぐって争う。
そのスカルは宇宙人のもので、はるか古代に人間に文明を授けた。スカルを戻すと覚醒し、元の星に遺跡ごと戻っていった。 その後インディはマリオンと無事結婚式を挙げ、大団円に。

体を張ったアメリカンコメディありのアクションが、変わらずに楽しめました。オチの宇宙ネタはちょっと、スケールでかすぎるんじゃ…と思いましたが(笑)(09/10)

評価…☆☆☆

263 ベンジャミン・バトン―数奇な人生

1次対戦直後、1918年にボタン製造業の資産家のもとに生まれたバトン、出産時に母親は死亡。父親は見た目老人の赤子を恐れて老人ホームの前に置き去りに。
そのホームは信心深い黒人女性が切り盛りしていて、天からの授かりものと、大切に育てられる。そこにいた女性の孫の○は、不思議なバトンを受け入れ仲良くなった幼馴染であり、手紙のやり取りはずっと続けていく。 だんだん若返りながら年齢は青年期を迎える(年は20代でも、見た目は5〜60代位)ハチドリに憧れる船長に出会い、船乗りとして放浪、ロシアではスパイの女性と親しい間柄になる。2次大戦が激化する中船ごと軍に加わり、船長らが犠牲に。
そしてバトンは故郷に戻ってくる。父親とはとりあえず和解し、遺産を引き継ぐ。 ○はモダンバレエのダンサーになって、NYで自由奔放に生きていた。一時すれ違うが、交通事故で○のダンサーとしての道を閉ざされたのをきっかけに、バトンと一緒に暮らす。
この時期は2人とも40代くらいで、見た目と年が丁度重なる時期であった。女の子が出来るが、これから幼児化していくバトンは他の父親を立てて欲しいと、立ち去る。
そして数十年後、どんどん見た目は幼くなり認知症にもなったバトンの最期を2002年○は看取った。 またその数年後、○は死の直前、娘に遺されたバトンの日記で真実を告げたのだった。

約3時間のたっぷりめの尺で、ちょっと不思議でノスタルジックな一生を見せてもらった感じですね。 1次対戦直後〜現代まで、世の中が激しく変化する時代の中では、この奇抜な設定がありながらも、すごく特別というほどではない生き方に感じました。
生死を見つめるヒューマンドラマ部分が、もしかするとラブストーリーよりも多いかも知れないくらいですね。少年期に見た老人ホームでのゆっくりとした死、それとはまた違う「一番意味がない」と感じる死を見た戦争の描写も印象的でしたね。
逆周りでも人間の最初と最後は同じだということもテーマかもしれません。 子供時代(見た目老人)の特殊メイク&効果は、賞をとっただけあり、なかなか自然に見えました!最後に赤ちゃんまで縮むのはあり得ないだろ〜、な気もしますけど。(09/10)

評価…☆☆☆☆

262 俺たちフィギュア・スケーター

一匹狼のワイルド男チャズと、お坊ちゃまアイドル系ジミーはライバル選手同士だったが、ダブル金メダル受賞大会の表彰式で大喧嘩をして、男子シングルから永久追放される。
数年後、ジミーのストーカーからの提案で男子ペアを組むことに。最初はバラバラな2人だが、だんだん友情を深める。ライバルペアの妹だがこき使われている、ホントはイイ娘なマネージャーが、ジミーの恋のお相手。彼女を利用したりでライバルペアの邪魔が入る。 数々の妨害も乗り越え、本番では下手すると命がない危険技・アイアンロータスを成功させ、優勝する。ジミーの恋もうまくいく。

フィギュアスケートのルール云々は気にせず楽しく見たい作品です。コメディなだけにいちいち描写がオーバー、しかし育まれる熱い友情にちょっと感激です(笑)アメリカらしい下ネタも楽しめました☆ サーシャ・コーエンの役(というほどでもないような)…ファンとしては苦笑って感じと思いますが。まあサーシャ本人が良いなら…。 (09/02)

評価…☆☆☆☆☆

261 ダークナイト

犯罪そのものを楽しむ極悪人・ジョーカーはバットマンに戦いをもちかける。 ブルースの幼馴染と婚約している善意の象徴的人物・ハーヴェイを陥れ、彼を悪意に染めてトゥー・フェイスとして死を迎えさせる。バットマンはハーヴェイの代わりに罪を被り、追われる身を買って出た。
そしてジョーカーは2隻の船にそれぞれ一般市民と囚人を乗せ、お互いの爆破スイッチを持たせ制限時間内にどちらかに押させるという行動にでたが、どちらも押さなかったという救いもあった。

ヒーローものとは言え、この作品は玄人向けかなと思います。人間の善と悪をハードな展開の中で浮き彫りにしていて、とても見応えのある作品だなと思いました。 ヒース・レジャーの迫真の役柄も、作品の重厚感を増していますね。ベイルも更にカッコよくなった気がしました!

評価…☆☆☆☆

260 ライラの冒険・黄金の羅針盤

人間にダイモン(守護獣といえばいいかな?)がついている世界。ライラは、選ばれた者しか使えない黄金の羅針盤で過去の透視や予知?ができる。 ライラを支配下において利用したいコールター夫人から逃れ、北極の地でジプシャン(海賊?)の子ども達(ライラの友達もいる)をダイモンから切り離し、抜け殻状態にして教育している機関に乗り込み、子ども達を解放する。
仲間は気球乗り、その恋人の魔女、北極グマの王(ライラの応援で王の力を取り戻した)など。異世界への入り口を見つけたが敵の手に落ちた父親、アスリエル卿に会う・切り離された子ども達を救う・などのため、今後も旅を続ける模様。

何部作かの1部ということもあるのか、わかりにくいところが結構ありました。今回の作品だけでも、楽しませて欲しいなあと思うのですが…クマのけんかはCGだったと思いますが、素早すぎ、上滑りして体重を感じない動きでした。 (09/02)

評価…☆☆

259 ミリオンダラー・ベイビー

主人公・初老のトレーナーは、遅咲きの女性ボクサーを育てる。すさまじい根性でタイトルマッチにまで登りつめるが、ここで全身不随の致命傷を負う。最後はボクサーののぞみどおり、トレーナーの手で安楽死をさせた。

タイトルは逃したものの栄光を受けることが出来たので、悔いはないってことですね。サクセスストーリーはロッキーで金字塔になってますし、敢えて違う悲壮感を出したんだと思います。 ハッピーエンド好きにはお勧めできませんが、ボクサーの過酷な生き様を垣間見れる作品です。(09/02)

評価…☆☆☆

258 アイアンマン

主人公トニー・スタークは天才兵器開発者兼社長。中東地域で営業中誘拐され、兵器開発を強要されるが、その際のケガで生身では動かせなくなった自分の心臓を守るエネルギー源を開発・その動力でパワード・スーツも作って脱出。
誘拐の経験で改心した主人公・兵器製造をやめる宣言をする。スーツと動力源を改良し、紛争地域でゲリラ的に市民を助けたりする。 会社運営に欲を持つ補佐役は、中東に置きっぱなしだった残骸からスーツを組み立て、主人公から動力源を奪い完成させた。その真相を知った女性秘書(主人公の唯一の理解者)を襲う。 しかし古い動力源で対抗した主人公が研究の経験もあり、勝つ。その後の記者会見では自分から正体を明かした。

アメリカらしい爽快アクションです。遊び人でありつつ純粋で熱血・そして天才という一種の理想を体現したヒーローですね。弱点は心臓・そのためパワーの維持時間にリミットがあるのがウルトラマンぽいです。 (09/02)

評価…☆☆☆☆

257 ナショナル・トレジャー2

ゲイツ家の先祖・主人公ベンの曾祖父は、かつてリンカーン暗殺者の一味が「黄金の砦」の手がかりを手にするのを阻止したはずだが、 暗殺者の子孫が今になって、暗殺の黒幕がゲイツだという証拠ととれるメモを発表、ベンは疑いの目で見られる。先祖の潔白の証明のためベンは「黄金の砦」を探す。
パリの自由の女神→バッキンガム宮殿の女王の机・レゾリュートデスク→対になっている大統領のデスク→代々大統領が受け継ぐ秘密の本→黄金の砦に行き着く。 暗殺者の子孫もなぜか合流して見つけ出すが、砦に水が流れ込み、暗殺者の子孫が図らずも(?)犠牲に。主人公達はその後、砦の水を抜いて研究対象とした。

前作に続きデスクや秘密の本など、アメリカの国家秘密へのアプローチが興味深いです。南北戦争が今も大きく影響を与えていると思いました。 個人的には暗殺者の子孫が折角協力ムードになったのに、一人だけ犠牲になってしまったのはちょっと気の毒でしたねえ…。 (09/02)

評価…☆☆☆

256 魔法にかけられて

アニメのおとぎ世界の娘・ジゼルは、王子・エドワードとの結婚式直前に、王子の継母の魔女によって人間世界に落とされる。
最初は右も左もわからなかったが、離婚弁護士のシングルファーザー・ロバート&その娘の家に転がり込む。最初はロバートには異常者と思われていた。しかし彼女の不思議な力と明るさに、当然ながら惹かれるロバート。ジゼルもまたロバートを好きになる。 そして王子がジゼルを助けにやってきた。しかし帰るべきか内心で迷っているジゼルは、パーティーで魔女に毒リンゴを食べさせられる。真の愛のキスで目覚めるはずだが、王子ではだめ。もちろん、ロバートでは成功。魔女は、ジゼルの根性(笑)で倒す。
ジゼルはロバートとお姫様ファッションブランドを立ち上げ幸せに。王子はロバートの元婚約者(すごいロマンチスト)を連れて帰って、こちらもうまくおさまる。

アニメとのコラボは、シーンで分けられていたのでびっくりする事もなかったのですが(宣伝で見てましたし)爽やかでかわいい世界でした。
しかしマスコットキャラのリス君の活躍が、ほとんどから周りで薄かったのが残念。 (08/09)

評価…☆☆☆

255 ナルニア国物語第二章・カスピアン王子の角笛

王位を狙う伯父に命を狙われ、逃亡した人間(ナルニアの世界の人間国)王子・カスピアン。 ピンチになった時に角笛を吹いて4兄弟を召還。 ナルニア国は伯父の征服によって荒れ果て、住民達は森に隠れ住んでいた。アスランもどこかに隠れている。 カスピアンと4兄弟・住民達は協力して人間国に戦いを挑む。多勢に無勢だが、アスランの力も目覚め、勝利した。
カスピアンは長女と良い感じになっていたが、やはり4人は元の世界に帰っていくのだった。

話は相変わらず王道ですね、戦闘シーンが多かったなと思います。カスピアン王子のイケメン振りを観に(笑)劇場で見ました。
イケメンは期待通りですが、しかし王子の見せ場が少ないのが残念でしたね。まあヘタレもいいんですが(笑)王子にしか出来ない役割があると良かったのではないかと思いました。でも次回作にも王子出るそうなので、次に期待…ですかね。(原作読んでいないもので…)
シリアスシーンに動物キャラが入ってくるのがなんとも間抜けですが、これもデ○ズニーらしさかも。(08/09)

評価…☆☆☆

254 007・カジノロワイヤル

ジェームス・ボンドの最初の大仕事。多額の報酬と引き換えに爆破テロを行う組織の陰謀・ボンドは爆破を阻止する。依頼人は爆破で株儲けをしようとしたのだがそのせいで大損、取り戻そうとカジノを利用する。
ポーカーが得意なボンド、それをまた阻止にかかる。アシスタントの女性と良い感じになり、任務も成功。しかし女性は本当の恋人の命と引き換えに、更に別の組織に今回のカジノで得た金を流す任務を持ったスパイだった。ボンドは気付いて金は取り戻すが、女性は罪の意識があり、自ら命を絶った。

私の中では007はスマートキャラと言うイメージを持ってます。今回は始めて間もない頃の設定と言う事で、荒削りさと貪欲さを出した印象ですね。24とか好みの方には、良いかも?
毒から蘇生するのは、何時もながらアリエナイだろ!な感じですね(笑)(08/09)

評価…☆☆☆

253 アンナとロッテ

時は二次大戦前後。ドイツ人アンナとロッテの双子姉妹は、子供のころ両親の死により別々の親戚に引き取られる。
アンナは農家で厳しい仕打ちに耐えながらも、聡明さを失わない女性。ロッテは裕福な家庭でお嬢様育ち・ちょっと世間知らずとなった。
成人後、ドイツでメイドをしているアンナ、ロッテと再会。しかしロッテは婚約者がユダヤ人のため、ちょっとしたことからアンナがナチ側の思想を持っていると思い込み、一方的に距離を置く。 その後アンナはオーストラリア徴兵のナチ兵(でも良い人)と結婚・つかの間の幸せを過ごすが、彼は戦場で死亡。
一方ロッテの婚約者はアウシュビッツで死亡・その後彼の弟と結婚していた。戦後再会する2人だが、アンナがナチ兵と結婚していた事を知ってまたキレたロッテは、一方的にアンナと絶交する。 そして幾十年・年老いた2人はアンナが死を迎える直前に再会、和解できた。

アンナがひたすら可哀想な運命を背負っています。結婚して幸せな時間があったのは唯一の救いですね。しかしロッテが受け入れるの遅すぎです。(ていうかアンナは全然悪くないし…。)なので、後味良い感じではないですね。時代に翻弄された人たちの悲劇・勉強になります。(08/09)

評価…☆☆☆

252 Mr.ビーン・カンヌで大迷惑!

今回は映画祭が開かれているカンヌ旅行の切符を懸賞であてたビーン。彼としては海水浴が目的。賞品のビデオカメラで常に撮りながらの旅行となる。
途中で電車の切符・財布をなくすお約束…巻き添えを食わせた映画祭審査員の息子さん(小学生くらい)とは、さすがのビーン、意気投合する。資金集めに大道芸を披露。
その後、男の子ともはぐれたビーンは、映画の撮影に巻き込まれ、撮影をめちゃくちゃにする(悪気はないが)そこで出会ったちょい役の女優さんとも意気投合(?)彼女の車で男の子とも合流し、ビーンも運転しつつカンヌに到着する。
到着した映画祭の会場では、有名監督作らしいが、主演・監督自分のひとりよがりな独白映画にみんな飽き飽き。ビーンは上映をジャックして、ビデオカメラで撮った映像を駆使して(天才的に☆)自分たちのロードムービーにすり替える。 会場からはスタオベの大喝采!そしてビーチにて大団円。

前作から時間は経っていますがさすがのビーンワールド、衰えを知りません!すごく楽しませてもらいました。
レストランで勝手に持ってこられたシーフード盛りが口に合わず、隣のお客さんのカバンに入れちゃうとか、ある意味やばい!でも憎めないギャグ満載です☆ (08/09)

評価…☆☆☆☆

251 プラダを着た悪魔

ジャーナリスト志望の主人公は、優秀だがおしゃれには無関心。同棲の料理人カレシがいる。 だが、一流ファッション誌の編集長ミランダの興味を引き、彼女の下で働く事になる。彼女はかなり無謀な雑用を押し付けてくるが、主人公はおしゃれな着こなしと難題をこなす力を身につけていく。一方でカレシとはギクシャクしてくる。
しかし華やかな世界の裏で、プライベートはうまくいかないミランダを見て、主人公はファッション界を去る。カレシとも別の道へ…この経験で成長した主人公は、再びジャーナリストを目指す事に。

オープニングでダサダサな主人公とおしゃれ女子達の朝の風景の対比・KTタンストールのテーマ曲に乗って面白い演出でした。
何はともあれ、ビジュアル的に楽しめる作品と思います。ブランド品が山ほど出てきましたが、疎いのでその価値は良くわからず…(苦笑)知っている人はもっと楽しめるでしょうね。 (08/09)

評価…☆☆☆

250 愛のイエントル

ポーランド・20世紀初頭。田舎町の哲学者の娘イエントルは、父の勉学(哲学・宗教・文学みたいな感じ?)を受け継ぎ、更に勉強したいと思っているが、保守的なこの国では女性が勉強する機会がない。 父の死を境に決心をした主人公は、早くに死んだ弟アンシェルの名を名乗り、男子として学生となる。 一方で学友のアビグドゥに惹かれる。彼には相愛の婚約者ハダスがいるが、アビグドゥのと弟がタブーの自殺をした事により、婚約解消に。
関係をつなぎとめるため、アビグドゥに頼まれたイエントルはハダスと、関係は持たない仮の夫婦となる。(女性と言う事はばらさず、反対する両親の気持ちが変わるまでということで) ハダスは状況を受け入れ、「アンシェル」を夫としてきちんと扱ってくれる。しかし限界を感じたイエントルは、旅先でアビグドゥに真実と、彼への思いを打ち明ける。
混乱をあらわにしつつも、アビグドゥも、イエントルを女性として感じている事もあったと気付き、理解する。しかし彼の求める妻は、あくまで古風なものであり、この土地にいては自分の望みは叶わないとイエントルは悟る。 イエントルは彼らの元を去り、新しい自由な土地(アメリカと思われる)に旅立つ。一緒に夢を追うパートナーとめぐり合える希望をもって。

挟み込まれるミュージカルの歌が、雰囲気作りを盛り上げていますね。良い曲が多いです☆ 男装+女性同士の関係とあり、今の漫画ではありそうですけど(笑)当時としては意欲的なテーマだったかもですね。男装を全く気付かれないなんて実際にはありえないでしょうけどね。
3人の全く違う立場のキャラクターが、それぞれの魅力を出して描かれていました。そこに美しい東欧の風景が挟み込まれてまとまっていました。風俗も面白いです。 ラストシーンも、主人公の思いのこもった歌と広い空と海が溶け合い、高揚感があります。後味も良い作品だと思います。 (08/09)

評価…☆☆☆☆☆

249 どろろ

百鬼丸は、妖怪たちに奪われた自分の本当のからだを取り戻すため、妖怪を倒す旅をしている。 父親を殿様に殺された恨みを持つ、一見男の格好だが女盗人のどろろがついていき、精神的な支えになっていく。
実は百鬼丸に呪いをかけたのは実の父親の殿様で、国を治める力を得るため、息子を妖怪に売り渡したのだった。 対決する事になるも、父親は最期に自らを刺して良心をを見せた。これを乗り越えて2人はまた旅を続けていく。

さすが手塚作品、今の作品にも通じる、少年漫画のベースともなっている作品でないでしょうか。 原作がしっかりしているだけに、妻夫木の百鬼丸もカッコよかったです!いつものイメージはソフトな感じが多いですが、クールな役も結構はまっていますね。
妖怪ダイジェストの着ぐるみ丸出しがちょっといけていませんが…。 (08/09)

評価…☆☆☆

248 ゲゲゲの鬼太郎

鬼太郎は、人間と妖怪のハーフと言う事もあり、人間に悪さをする妖怪を抑える役を担っている。
ある日妖狐を封印していた石を、鼠男が盗み出す。仕事をなくし、重い病を抱えたヒロインの父親は偶然魔が差して、質屋からその石を盗む。 その石はヒロインの弟に託し、警察につかまったまま亡くなってしまう。弟はかたくなに約束を守る。 鬼太郎は、父親に会いに黄泉の国に連れて行く代わりに、石のありかを教えてもらうことに。
父親は石の力があって助かり、妖狐もおさまった。その後ヒロインの記憶は消されてしまって寂しいが、鬼太郎は今まで通り役割を果たしていく。

オールスターと言えるほど豪華なキャストでした。キャラクターがはまっていて楽しめました。 ウェンツの鬼太郎も、実際ハーフなので普通の人間でない感じもあり良かったのでは(笑) (08/09)

評価…☆☆☆

247 スターダスト

壁の向こうの魔法世界。王位継承者が持つルビーの守護者として、人間に姿を変えた流れ星の女性が地上に堕ちる。王位を狙う魔界の王子(おじさんですが)と、流れ星の心臓で若返りの力を得ようとする魔女が流れ星を追う。
かつて追放された魔界の王女と人間の間に生まれた主人公のトリスタン(自分の正体は知らない)は、求婚者の気を引くため流れ星を人間界へ連れて行こうとする。最初は反発する2人だが、パターン的に恋仲に。最後は愛の力が高まった流れ星の力で敵は消滅する。王位継承権を持つトリスタンが王となった。

見どころは魔女の黒魔法かな。あと、勝手につながる鎖が面白いです。結構ぐろいシーンが多いです。王道なお話なだけに、メインの2人はもっとフレッシュな美男美女の方が良かったのではないかなあと思いました。キャスティングを有名俳優に頼りすぎないで欲しかったなと思いました。 空賊のロバートデニーロは、他の役者さんでも出来そうな役でしたし…。ミシェル・ファイファーの魔女は当然ながらすごくはまっていましたけどね。(08/05)

評価…☆☆☆

246 Vフォー・ヴェンデッタ

第三次世界大戦後・近未来のイギリスは、ナチのようなファシズム独裁軍事政権下にあった。 主人公イヴィーは、権力者へのテロ・抹殺を巧妙に行う正体不明の男Vに危ないところを救われる。Vはかつて研究材料にされ、驚異的な身体能力を持つようになり、行方不明になっていたという経緯が。大やけどを負っているため全身を覆い・顔は仮面で隠している。Vの冷酷なやり方を恐れて離れるイヴィーだが、一方では惹かれてもいることを告げ、最後は協力する。
色々あって最大のテロ(軍事政権幹部抹殺・議事堂を破壊する)を成功させるが、Vは敵と相討ちで命を落とした。しかしVの活動に民衆は賛同したので、世の中は良くなるだろう。

アメコミなんですよね。でも原作とはちょっと違うみたいです。レトロと現代・近未来の合わさった世界でした。重いテーマで、マスク・オブ・ゾロやオペラ座の怪人をあわせてダークにした感じでしょうか。 仮面を一度たりとも外さなかったのが、こだわりだなと思いました。そのほうがきっと美しいでしょうから…。(08/05)

評価…☆☆☆

245 80デイズ

研究意欲満々の科学者フォッグ氏が、古い体質の学会とぶつかり、80日間で世界一周を成功させたら自分を学会長にする、失敗したら研究活動禁止というかけに乗る。中国人の敏腕ボディーガードラウ・シンと天真爛漫な画家の女性とともに珍道中を繰り広げ、最後は当時としては初めての飛行機で到着成功した。
ボディーガードが最初は故郷の石像を取り戻し早く持ち帰るために、その事は秘密で科学者に便乗した。それがばれ、でも友情を取り戻し…と言うのが主な人間関係ですね。

科学者の方ではなく、ジャッキーチェンのボディーガードが主人公でした。なのでアクションシーンが多すぎかな〜、面白いことは面白いですけど、見る人によって飽きてしまうかもですね。シュワちゃんの謎の王子役が、なかなか良い味出してました(笑)

評価…☆☆☆

244 スウィーニー・トッド

裁判官に無実の罪で囚われ、妻子を奪われた床屋の主人公トッドが、十数年後に町に戻ってくる。同じ建物の住人(でトッドに一方的な思いを寄せる)ミートパイ店の女主人と協力して、床屋の客を次々と殺戮、肉をミートパイとして販売した。そのうちに疑われるが、裁判官にも復讐を果たす。
しかし事件のショックで気狂い・物乞いになっていたトッドの妻をも本人とわからずに、自分の手にかけてしまう。ショックのトッドは女主人はオーブン焼きにしたところで、小間使いの少年に剃刀で殺される。また裁判官が嫁に、と箱入りで育てていたトッドの娘は、とある青年と駆け落ちする。

ミュージカルなので話がわかりやすいですね。個人的にはなかなかよくできている作品だと思いました。R15なので、かなりこわいシーンが多そうだと身構えていましたが、それは予想通りでしたね^_^;演技だと思えば怖くない…ということもなかったです。血の見せ方にとてもこだわりが感じられました。
キャスティングがぴったりはまっているのも良かったと思います!ジョニーの怖くなりきれない悪役ぶりや、ヘレナ・ボナム・カーターがダークなコメディ要素を添えていましたね。そしてジョニーさんをはじめ皆さん結構歌がお上手でした。(オペラ座の怪人の場合、バトラー氏がちょっと賛否両論だったかもですが)歌を聴くには劇場が良いかもですね。子役と青年の方も良かったです。(08/02)

評価…☆☆☆

243 レミーのおいしいレストラン

ネズミのレミーは天才的な嗅覚と料理センスの持ち主。仲間とはぐれて行き着いたのが、レミーが師と仰ぐいまは亡き名シェフの店だった。そこで働く料理センスのない男の子リングイニ(実は亡き名シェフの隠し子だった)に帽子の中から指示を出して、評判の料理を作り出す。リングイニはちやほやされ、同僚の女の子とも良い感じになり、レミーへの感謝を一時的に忘れてしまう。
すれ違う2人だが、毒舌批評家が来店した時に、リングイニは今までの成功はネズミのレミーの力によるものだ、と言う事を従業員に告げた。あきれた従業員は見放して店を出て行く。そこを助けるレミーと仲間のネズミたち。その批評家をも感動させる料理を作る。しかしネズミが厨房にいたことをすっぱ抜かれて店はつぶれてしまう。その後、ある賑やかな店で料理長として腕を振るうレミーと元同僚の女の子、ウェイターとしてサポートするリングイニの姿があった。

ネズミ君たちがありえない活躍をしつつ、でもとても良い作品にまとまっていたなと思います。暖かい質感のあるCGですね〜。実写の人物より、アニメのキャラとあわせる方が、かえってリアルな感じがするのかもしれませんね。(08/02)

評価…☆☆☆☆

242 ある貴婦人の肖像

主人公の女性イザベルは、イギリス系アメリカ人のそこそこの貴族。旧知のアメリカ人からの求婚を受けるか迷っている中、病弱な幼なじみのことも気になっている。そんな中、妖しげな娘を溺愛している男性にひかれ、結婚。しかしサディスティックな夫の性格に、ローマでの結婚生活はうまくいかなくなる。 何年か後、幼なじみの危篤の知らせを受け、実質的に逃げるように故郷に戻ってきた。幼なじみを看取った後、まだ待っていてくれたアメリカ人と結ばれる。

話は王道と言えると思いますが、二コール・キッドマンの美しさが見所ですね。誰にでもお勧めはできない気がしますが…。アメリカン人役にヴィゴ・モーテンセンなどが何気に出ているのもちょっと注目です。(07/12)

評価…☆☆☆

241 ファンタスティック・フォー

宇宙ステーションで実験を行おうとした4人のチーム+スポンサーが宇宙嵐に遭い、超人能力を手に入れる。しかし体が石のように変化したボディガードは、妻に見捨てられてかなりの精神的なダメージを受ける。 主人公リード・リチャーズ(ゴム人間)は、元に戻るための研究を進めるが、スポンサー(体が金属化)は自分の力を悪用しようとする。色々あるが、4人(あとは空気を操る紅一点と、体が火になるやんちゃ君)の力をあわせて倒す。石男もこの姿のまま、新たな幸せを見つけた。

王道なアメコミヒーロー快作ですね。4人のキャラクターがわかりやすく、素直に楽しめる作品でした。(07/12)

評価…☆☆☆☆

240 ナイトミュージアム

うだつがあがらなく離婚されたが、息子を愛する主人公ラリー。間に合わせで警備員として働き出したメトロポリタン博物館では、夜になるとエジプトの黄金石板の力で、博物館の展示物が命をもって動き出すのだった。 最初は巻き込まれるばかりだったが、前職の老人トリオが石板(人間もパワーアップするらしい)を盗み出すのを阻止する中で、博物館の住人たちや息子、博物館で働く女性ともいい関係を築いていくのだった。

アメリカ王道のハッピー&能天気なファンタジーエンターテイメントでした。 博物館と言う、こんにち微妙に地味な素材にスポットを当ててみた、と言う感じですね。ノスタルジック感もありました。('07/12)

評価…☆☆☆☆

239 ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団

魔法政府は、前回のお話でのヴォルデモートの復活をもみ消そうとし、ハリーはうそつき呼ばわりされる。もちろんロンなどはハリーを支える。そんな中政府から派遣された新教師が、魔法の授業での使用を厳しく禁止する。ハリーは、自衛手段として、学生だけで「ダンブルドア軍団」を作って隠し部屋で特訓する。前回の戦いで、お互いの心を読みあえる関係となったハリーとヴォルデモートであるが、やはりまだヴォルデモートの戦闘力には及ばない…しかし校長などの助けにより切り抜ける。しかしシリウスは、アズガバンから脱獄した従妹に「息絶えよ」の呪文をかけられ、消滅(?)する。
小説版を読まずに行ったのですが、今回の展開はそれほどわかりづらくなく結構ついていけたかなと思います。毎回主人公たちが大人っぽくなるのも楽しみですよね。いつも危ない思いをするハリーですが、今回はますます緊迫感があったかなと思います。もう学校行事をしている余裕がないという感じですね。一緒に観に行った友人はSWのファンなのですが、ラストのヴォルデモートVSダンブルドア校長の戦闘シーンなどがSWぽい!と言っておりました。なるほど〜と思ってしまいました。('07/07)

評価…☆☆☆☆

238 プレステージ

主人公は駆け出しのマジシャン2人。アルフレッド(クリスチャン・ベール)は、脱出技の紐をほどけにくい結び目にし、ロバート(ヒュー・ジャックマン)の奥さん(もパフォーマーだった)は脱出失敗で死んでしまう。 ロバートはアルフレッドへの復讐を始めるが、アルフレッドにほぼ返り討ちを受ける。あきらめず瞬間移動のパフォーマンスの秘密を探るためにアメリカへ渡ったロバートは、 偶然に出来たクローンをつくり出す装置を手に入れる。それを用いて1人クローン生成、と同時にもう一人の自分をすぐ殺す(というか自殺させる)瞬間移動のショーをするロバート。秘密を探りに来てロバートの死体を見たアルフレッドを殺人犯に見立てて死刑にするが、アルフレッドは実は双子で、ロバートはもう一人のアルフレッドに最後は殺される。
マジシャン対決、ということでもっと華やかなデッドヒートなのかと思ったのですが、奥さん殺しを発端にした結構ドロドロの争いで、ほとんどアルフレッドにやられっぱなしでしたね…。そこそこ全体的には面白く作ってあったと思います。 それにしてもラストが…悪役が勝ってしまうのがちょっと自分的には印象悪くなってしまいました。正直ヒュージャックマンの方が好きですし…(日本の映画ファンの方は結構その傾向があるのでは)。相打ちならまだ救いようがあるんですけど。監督さんの方針として後味を微妙にしたい、というのがあるのかもです。悪役好きの方にはいいかもしれません。('07/07)

評価…☆☆☆

237 続・荒野の用心棒/ジャンゴ

マカロニウェスタンの名作ですね。さすらいのガンマンジャンゴは、棺を引きずって登場。南軍落ちと南米の軍人の間で板ばさみになった美しい遊女のマリアを助ける。 南軍落ちの元軍人の集団との対決になるが、棺から出したマシンガンで見事撃退。よしみのあった南米の軍人(ジャンゴを部下にしたがる)と協力し、南米への逃亡資金として金を奪うが、実は足を洗いたいジャンゴは金を持ち逃げしようとする。 逃亡に協力したマリアに、自分も連れて行ってほしいと頼まれる。しかし以前の恋人は自分と一緒にいて亡くしている、もうその気はない…などど言いつつひるんだせいか金とともに底なし沼へ、助けようとしたマリアは追いかけてきた南米の軍人に撃たれる(死んだかと思ったが致命傷ではなかった)。ジャンゴは罰として両手を再起不能なほどにされる。 南米の軍人達は南軍落ちのリーダーにやられた。そして南軍落ちはジャンゴを引き続き狙ってくるが、両手が使えないジャンゴは、死んだ恋人の十字架を支えに迎え撃ち、奇跡的にすべて命中した。拳銃は十字架とともに置き、ジャンゴは去っていく。
棺を引きずってくるのがまずインパクト大ですね。話は勿論王道なのですが、とにかくキャラクターと演出カッコよかったです!十字架を支えにし、敵を待つラスト、緊迫感があってすごいです。ジャンゴがガンマンキャラクターの大きなベースになっているんだな〜と思います。映画はもちろん、コミックなどのガンアクション好きなら、一見の価値ありだと思いますよ☆('07/07)

評価…☆☆☆☆☆

236 ビーン

ビーンは、「博士」として絵画の除幕式のゲストとしてロスの美術館へ出張する。ホストの学芸員の家にお邪魔し、色々騒動を巻き起こす。家族には見放されるが、あくまでいい人の学芸員。ビーンは故意ではないが絵をめちゃくちゃにしてしまう。ビーンの悪知恵で ポスターに張り替えバレず、図らずも名スピーチで丸く(?)おさめた。ホストの年頃の娘さんがバイク事故で意識不明になるが、ビーンが奇跡的に(笑)目覚めさせる。ホスト家族と楽しいひと時をすごしたビーンであった。
ビデオ化されたくらいに観て以来2回目でした。ローワン・アトキンソン氏の巧さとブラックジョークのオンパレード、笑通しでした。('07/07)

評価…☆☆☆☆

235 アライバル

主人公の科学者は、ある星からの特殊電波を発見。知的生命体のものだと確信するが、突然研究所を解雇される。納得がいかない主人公は単独調査に乗り出す。 南米になぞの鍵を発見した主人公。そこで宇宙人が人間に変装社会に入り込み、その生態にあわせた高温の環境に地球を作り変えようと、二酸化炭素を大量に放出する施設を目の当たりにする。 研究所の所長も宇宙人の変装だと知った主人公は、その顛末の会話をビデオに撮り、衛星を使って全世界に真実を伝えようとする。 邪魔が入るものの、途中までは信じていなかった奥さんも協力してくれて成功。これから宇宙人と地球人の戦いが始まる−。
王道的な宇宙人対決SFアクションでした。謎ときと恐怖あり、そこそこ楽しめました。宇宙戦争よりはだいぶ観やすいと思います。トータル・リコールなどに近いかもですね。あたれば続編を考えていたのではないかと思うのですが…。 チャーリー・シーン氏を久々に観た気がします。といってもすでに10年前の作品なんですよね。CGとミニチュア等を併用した使い方がこの時代ならではかな、と思います。('07/07)

評価…☆☆☆

234 X-MEN/ファイナル・ディシジョン

前の戦いで命を落としたと思われていたジーンは復活するが、欲望のままに動く彼女のもう一つの人格が支配していて、まずジーンを目覚めさせたスコットが犠牲になる。悪の人格を抑えようとするプロフェッサーも恨みを買い、ミュータント最強と言われるジーンのすさまじい能力によって消されてしまう。 ジーンはそのまま悪の派へ。一方ミュータントの力をなくす「キュア」が一人の抗体を持った少年から開発される。それによってミュータントはキュアをして人間に戻ると言う選択肢を持つようになる。 悪の派は、キュアに反対し、少年を抹殺しようとする。それを止めようとするウルヴァリンたち。戦いの末X-MENが勝利。しかしジーンが暴走、すべてを消去しかねない状況に。ウルヴァリンは苦しんだ末、ジーンをやむなく手にかける。
3部作の最終作でした。上映時間は短いですが、監督が変わった違和感もなく、極力分かりやすく、上手く纏めてくれたなと思います。この頃の作品は意味なく長いものも多いような気がするので、自分的には結構好印象でした。 役のうち誰が倒れる、と言う情報をちょっと聞いてから見たので、面食らいそうな所が緩和されているかもしれませんが…。短めの時間ですが、見せ場もちゃんとありましたし、ウルヴァリンの心の葛藤も結構きちんと描いてあったなと思います。ラストはまだまだ続くかも…と言う感じですかね。この世界でも故人が生き返りまくりそうな。('07/06)

評価…☆☆☆☆

233 スプラッシュ

彼女となかなかうまくいかない青年は、海でおぼれた所を女性の人魚に助けられる。人魚は人間に変身してニューヨークの青年の元へ。すぐに親密になるが、人間世界には一週間しかいられない。 そうこうしているうちに研究者に人魚の正体がばれ、研究所で実験台になるが無事救出、2人は人間世界から人魚の世界に逃避行を果たす。
トム・ハンクス氏の若さにまずびっくり(笑)。とても分かり易い造りですが、大人も楽しめるキレイなファンタジー作品になっていました。ダリル・ハンナさんの人魚の扮装が美しくとてもサマになっていました☆鍛えられ、かなりの時間水中にいられるようになったとか。('07/06)

評価…☆☆☆☆

232 コーラス

フランスの寄宿少年学校に教師として赴任する中年のちょっと孤独な主人公。少年達はかなりの扱いづらさだったが、かつて音楽家への夢を持っていた主人公は、歌を歌わせることで少年達との絆を作り上げていく。支援者を迎えたコンサートも成功を収める。 しかしある日留守中に宿舎が元寄宿舎出身の少年によって放火される。大事には至らなかったものの、責任を取って主人公は寄宿学校を去る(とてもなついている一人の小さな少年を一緒に連れて行った。)しかしそれをきっかけに、その後主人公は様々な所で音楽によって助けていった。また、一番の美声を持った少年はその後音楽学校に入り、有名な音楽家になった。
とても心温まるヒューマンドラマでした。主人公の哀愁を帯びた役者さんをはじめ、それぞれの役柄がぴったりはまっていました。かつテンポも良く、この先どうなるんだろう?と引き込まれました。少年たちの合唱を見るだけでも一見の価値あり!です。ラストの紙飛行機の演出も心憎い☆また、歌で心を動かした少年達だけでなく、中には手に負えない子がいると言う所も、リアリティを加えていると思います。('07/06)

評価…☆☆☆☆☆

231 パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド

世界の果てへの海図を手に入れたウィルやバルボッサは、協力してジャックを生死の狭間の世界から救いだす。一方ベケット卿たちはディヴィ・ジョーンズと手を結び、大船団にて他の海賊達を滅ぼそうとする。 それに対抗するため海賊の首領は集まり、封印された海の女神(=ディア・ダルマは仮の姿。ディヴィの想い人でもある)を呼び覚まし、大嵐の中の最終決戦となる。ジャックはディヴィの心臓を手に入れ囮にしようとするが、ディヴィは容赦なくウィルの心臓を突き刺してしまう。 ジャックによってディヴィは葬られるが、このまま死なせないためウィルの心臓はデッドマンズチェストに納められ、ウィルはのディヴィの代わりに黄泉の国の海賊王となる。全体的にも戦いは海賊側の勝利となった。その後ジャックは相変わらずバルボッサと船長争いをし、ウィルとエリザベスは10年に一日だけ会うことが許されることに…。
ジョニーデップ氏が相変わらずファンキーでカッコよかったのでまずは良しとする…ということで(笑)。心の声や分身が出来てしまう演出は今回初めてでした。ジョニデ氏らしい気もします。でもパイレーツの演出としては微妙な所かも…。 駆け引きや敵味方関係が一度見るだけではよく把握できませんでしたが、この手のお話の場合は大体の所がわかっていればよいのかもです。 渦の上でのドンパチ合戦はさすがに良く出来ていたなと思います。しかしエリザベスが鬨の声を上げるのは、いくら首領に選ばれたとは言えかなり違和感ありましたが…。 前回同様あまり深く考えず、ジョニーやオーランドの雄姿やアクションを楽しめば良いとは思います。でもオーリーファンにはこのラストは納得できるのかどうか?とも思いますね。('07/05)

評価…☆☆☆

230 スパイダーマン3

名誉市民として表彰され、充実した生活を送るスパイダーマンことピーター。ハリーはゴブリンとしての力を強化し、ピーターを執拗に襲う。一方MJは舞台女優を降板になり、ピーターの同級生の女性に嫉妬し2人の仲は微妙に。更におじを殺した犯人が脱走し、(病気の娘の治療費を手に入れるために強盗を働く)実験施設に逃げこんで自己に遭いサンドマンとなる。 また、新聞社にはライバルのカメラマンヴェノムが仕事を横取りする。そんな問題満載のピーターは心の闇に寄生した地球外生命体に蝕まれ、ブラックスパイダーマンとして傍若無人に振舞う。 自らの力で寄生体を取り除くが、続いて生命体はヴェノムに寄生し、彼はスパイダーマンと同等の力を身につける。苦戦するスパイダーマン。一方ハリーは友情を取り戻して協力して戦い勝利するが、父と同じように命を落とす。 サンドマンにおじを撃った凶弾は暴発だったときき、サンドマンを許すスパイディーでした。
レビューの3点代後半という評判を踏まえた上で見に行きましたので、そこそこ楽しめたかなと思います。しかしちょっと敵が多すぎて全体的に薄味になったしまったかもですね。2の方が内容が掘り下げてあったのではないかと思います。ハリーとのガチンコ対決にブラック要素が入ってくるのかと思っていたので…。 悩んだり調子に乗ったりするのは庶民的なヒーロー、スパイディーらしさで良かったのではないかと思いますが。サンドマンのこともそう簡単に許せるのかな〜とちょっと思ってしまいました。強盗やめるという意思表示もなかったですし。 ハリーは王道パターン的に殺す方向になったのかも知れませんが、しかし本当にその必要があったのか微妙ですね…生きていてほしかったなと個人的には思います。 スパイディーは新シリーズも製作決定とのことですね。どんなシリーズになるのか見守らせていただきたいと思います。('07/05)

評価…☆☆☆

229 ニュー・シネマ・パラダイス

貧しい母子家庭に育つ映画が大好きな少年は、映写技師のの弟子になる。フィルムの発火の火災で失明した師匠の後を継ぎ、映写技師と学生を兼任する。良い家のお嬢さんと恋愛もするが、引越しで離れ離れとなり、兵役の間にフェイドアウトしてしまう。 兵役の間に技師の仕事も他の人に任されていた。師匠は主人公に町へ出てなるべく戻らないことを勧める。従った主人公は映画監督として成功。しかし恋に臆病な中年期を迎えた頃、師匠の死の知らせを受け、故郷に久々に戻る。 師匠の残してくれたフィルムには当時の検疫でカットされたキスシーンの総集編という心憎いプレゼントが。これで主人公はきっと青年期の恋心を思い出すだろう…。
映画がテーマの映画作品の金字塔ですよね☆映画に興味のある人は、ぜひ見るべき作品と言えるでしょう。と言いつつちゃんと見たのは初めてでした…。 大衆娯楽としての活気に溢れた全盛期の映画の風景と、主人公の物語をすばらしくマッチして作り上げていますね。その時期は全く知らない自分ですが懐かしく温かい気分になり、この時代に生きている人が羨ましくなりました。('07/05)

評価…☆☆☆☆☆

228 カサノバ

なんでもアリのラブコメでした。みんな揃って能天気なところが徹底していて、かえって気持ちいいですね(笑)たまにはおバカ映画で笑い通したい、という方にはいいのではないでしょうか。
18世紀が舞台。ヴェネツィアの好色男カサノバが表向きに落ち着くために清純なイメージのお嬢様(実は欲求不満で興奮すると怪力を発揮)婚約をしたが、 理知的で勝気且つ美しい女性フランチェスカに惚れこむ。彼女は男性の名を借りて女性の権利を訴える本を出版している。その女性論の敵と見られているカサノバということを隠してフランチェスカに近づくが、しかし彼女には家の事情(母親は色気熟女)でのまだ見ぬ婚約者が。 カサノバはさらに、フランチェスカの婚約者(本物はかなり巨漢のラード成金。容姿を気にしていて悪い人ではない)になりすまし、彼女へもっと接近する。彼女もまんざらではない様子だが、カーニバルで本当のことがわかる。 丁度そのタイミングでカサノバはバチカンからの審査官に浮名で逮捕されるが、更にカサノバはフランチェスカを庇い、自分が作家だと申し出る。そこでカサノバの誠意を見た彼女。裁判時に自分が作家だと申し出て2人とも絞首刑にされそうになる。 そこに子供のころ以来会っていなかったカサノバの母が助けに来て、ヴェネツィアから逃亡する。カサノバの名は、元カサノバの婚約者の恋人(だが好色の素質あり)に代替わり。カサノバは旅芸人として幸せに暮らした。というお話でした。('07/05)

評価…☆☆☆

227 ザ・コア

人類滅亡阻止パニック作品の王道ですね。人工地震発生装置の悪影響で地球の核活動が停止。磁場が弱くなった地球は太陽の直射を受け、地球生物が滅亡の危機に晒される。 そこで6人の科学者達が地球の超地底の核にもぐり、核の活動を復活させようとする。4人の犠牲を伴うものの男女2人は無事生還する。映像は幻想的でアトラクションに乗っている気分を楽しめました。ハリウッド映画的に先が読めがちではありますが、救いが必ずあるのは自分的には好きです。('07/04)

評価…☆☆☆

226 アラン・ドロンのゾロ

暗殺された友人の替え玉としてアメリカのスペイン領提督になった主人公は、副提督以下の権力者の暴政に苦しむ民衆を助ける裏の顔「ゾロ」としての活動も行う。最終的には副提督と対決して勝利するという単純明快な筋立てです。 アクションシーンそのものを中心に見せる感じですね。アラン・ドロンのゾロはバンデラス版のラテンの男性というよりはスマートで、でも期待通りとても決まっていましたね!メインテーマソングがちょっとスタイリッシュとはいえないとは思いますが(笑)それも旧作らしさなのかなとも思います。怪傑ゾロの名前の由来が、民間信仰の動物の神というのは豆知識でしたね。('07/04)

評価…☆☆☆

225 パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト

前作のお馴染みキャラクターも健在で、更にディズニーらしいお気楽ギャグアクションがパワーアップしていますね。その部分を削ったほうがまとまりが良いのではと言う意見もありますが。こういう作品は楽しんだもの勝ちではないでしょうか♪ ブラックパール号の一定期間の船長権と自分の魂を引き換えに取引していたジャック。帳消しにするにはデービー・ジョーンズの心臓の入った宝箱を見つけ、心臓を自分のものにすることが必要。 そして、ウィル(ジャックの身代わりにされそうになるが、怪人の手に落ちた父親に助けられる)やエリザベスも巻き込まれる。しかし心臓は黒幕の提督の元にわたってしまい、ジャックはクラーケン(タコ怪物?)に飲み込まれてしまう。ターナーたちはジャックを助ける決心をするという、前後編の前編という感じでしたね。('07/04)

評価…☆☆☆

224 道-La Strada-

名作で、メインテーマ曲が有名ですね。作品中常に流れている感じで、効果的に使われています。 世間に出た事のない純粋な女性ジェルソミーナは食い扶持減らしのため怪力技を持つ旅芸人のザンパノに売られますが、次第に上手くコンビを組んでいきます。ジェルソミーナはザンパノに好意を持っており、ひどい扱いを受けていても付いていきます。しかしザンパノはからかわれた腹いせに、ある男性を力余って殺してしまいます。 ショックで気が狂ってしまったジェルソミーナをもてあましたザンパノは、お金を置いて去っていきます。5年あまりたった後、ジェルソミーナの最期、正気ではない中でザンパノに教わったメインテーマの曲をトランペットで奏でていたという話を聞き、罪にさいなまれる…。 という悲劇です。ジェルソミーナが大切な存在だったと、死して後に気付く切なさですね。ハッピーエンドでないところもヨーロッパ映画らしいのかなと思います。役者さんは味の出た壮年の方々で、表情での演技が印象的です。50年代の富裕層でないヨーロッパの風俗文化も興味深いです。 ついでに「明日のナージャ」もこの作品にインスパイアされていると思います。ザンパノのキャラクターや風貌、自動車、ジェルソミーナのダンス必見です☆('07/04)

フィギュアスケートに使用('01-02/男子シングル/カナダ/ジェフリー・バトル選手など)

評価…☆☆☆☆

223 マリー・アントワネット

スケールや時代差はあれど、万国の女性に共通する事に悩んでいた、親しみ易いマリー像でしたね。 パステルカラー中心の、女性が喜ぶ世界観でした☆建物も本物を使っているだけあり、非常に豪華で壮麗でした。衣装を着てみたいと思う方も多いのでは。 14歳で嫁ぎ、夫が夫婦生活に消極的なことに悩み、豪華な生活で鬱憤を晴らしていた→ルイ16世となり子供も生まれたが、知らないうちに時代はフランス革命へ変わっていたという感じですね。 歴史的にはどうしてもハッピーエンドにはならないのですが、フェルゼンよりも、夫ルイをきちんと尊重している夫婦関係が好感持てましたね。 ただテンポ運びはやや時間が長く感じられたかな〜と思います。ベルばら好きの方はどう思うのでしょうか?自分は読んだことないんですけど…。('07/03)

評価…☆☆☆

222 プライドと偏見

1995年のドラマ映画「高慢と偏見」が有名な作品ですね。コリン・ファース氏がダーシーを演じて大ヒットしたということで、自分の母もドラマの大ファンだったりするのですが。 今回の版は、女性の主人公エリザベスにキーラ・ナイトレイというパワーのある若手女優を配し、こちらに重点を置いたのかな、という感じでしたね。凛とした美しさが役に合っている思います。 しかしダーシーは、コリン氏版の方が好自分は好みだな〜と思います。舞踏会の様子、建物や服装から、貴族の中でも上下の格差は結構あったということが、今回の映画ではより克明に描かれていましたね。('07/03)

フィギュアスケートに使用('06-07/女子シングル/スイス/サラ・マイアー選手など)

評価…☆☆☆

221 ダ・ヴィンチ・コード

公開時に特集番組をちらほら見ていたり、観た人から話を聞いたりしたため、話のベースは何となく知っておりました。そのため理解しづらいということはなかったです。 主人公2人の他はほぼすべて悪役に回る展開は、これでもか!という感じしたね。イエス・キリストとマグダラのマリアを夫婦とし、 その末裔が現在も続いているというのは、特に信仰を持っていない日本人の自分にとってはなかなか興味深い説ですが、かなり大胆な見解ですよね。('07/03)

評価…☆☆☆

220 SAYURI

折々に流れるメインテーマが美しい情緒を添えていますね。著名な日本人キャストも沢山出演していて、興味深かったです(舞の海まで出ていますし!)。ナレーションはチャン・ツィイーさん本人の方がよかったかな? 例によって微妙に違う日本の描写ですね^_^;ハリウッド的豪華さがあってこれはこれで良いかもです。みやこ踊りと混浴はちょっといただけませんが。そこら辺は自分的には目をつぶれる範囲ですね。 芸者という色々な男性と関わり合わなければならない立場でありながら、どんな時も心は会長を思い続けるという、大河少女マンガ的一途なラブストーリーが主軸になっているのが良かったです。女性同士の腹の探りあいもなかなか見ものです。('06/11)

評価…☆☆☆☆☆

219 宇宙戦争

トム・クルーズ氏主演、スピルバーグ監督の宇宙人襲来サバイバルアクションでした。ほぼ逃げるしかない一般市民としての視点から見ている感じで、妙なリアルさが出ていると思います。 映像表現の不気味さと絶望感が描けているなと思います。探索スコープのシーンは狙ってのこととと思いますが、ジュラシックパークまんまでしたね^_^;自分は2回以上見るのは遠慮したいですが、好みによると思いますね。('06/11)

評価…☆☆

218 いつかどこかで

クリストファー・リーヴ主演の悲劇のSFラブストーリー。ラフマニノフピアノ協奏曲の叙情的な調べと主演の二人や画面の美しさが、派手な描写はありませんがとても切なさのある作品にしていますね。 始まりは、主人公の大学の卒業パーティーに見知らぬ老女が懐中時計を渡しに来ます。「Come back to me.」というコトバとともに。その何年か後、あるホテルのギャラリーで美しい女性の肖像画に一目ぼれしてしまった主人公。調べてみると懐中時計を渡しに来た老女と同じ人物の若い頃の肖像で、渡して間もなく亡くなっていたことを知ります。どうしても会いたい主人公は何と念じて(笑)その女性の若かった頃の時代20世紀初期にタイムトリップしてしまいます。 間もなく気持ちが通じ合う主人公達。しかしポケットにしまっていた現代の硬貨を見つけたとたん元の世界に引き戻されてしまいます。二度とトリップは出来ない主人公はそのまま死を迎えます。('06/11)

フィギュアスケートに使用('05-06/アイスダンス/カナダ/デュブレイユ&ロウゾン組など)

評価…☆☆☆☆

217 ユージュアル・サスペクツ

以前にも観た記憶がありました…シンガー監督の代表作ということで改めて。緻密に設定されている人物と展開が、さすがですね。

評価…☆☆☆

216 スーパーマン3 電子の要塞

かなり前にも観たと思いますが改めて。ピサの斜塔を直すところは記憶がありました(笑)当時の最先端(?)のコンピューター技術と機械VS天然超力スーパーマンという感じです。 ハッカーの方がかなり重要な役どころで、2よりコメディ色がさらに濃くなっています。そういう作品だという認識を持って見れば楽しめるのではないかと思います。飲んだくれのスーパーマンとか☆今の時代ではきっと見られないと思いますので。中でもクラークとスーパーマンの対決は、一見の価値ありですね! リターンズを2の続きにした一番の理由はやはり、3でラナがヒロインになっているところでしょうね。4でまたロイスに戻るし…確かにこれでは純愛度が薄れてしまうかも。しかしながら、ラナに息子さんがいるという設定(こちらはクラークの子供ではないですけど)は、リターンズのロイス&ジェイソンの設定に引き継がれているのではないかと思います。ラナ役のオトゥールさんは、SMALLVILLEのマーサ役なんですね!

評価…☆☆☆

215 X-MEN2

まだDVDでも観ていなかったので。一週前に放送された第1作より、格段にCG技術が向上していますね。スタイリッシュさも増しているような。今回はミュータント2派が、共通の敵により一時休戦となるものの、また対立の方向へ向かうという感じでしたね。ウルヴァリンが頭を撃たれても復活するというのがさすが…。というか頭蓋骨も最強金属だから脳には届いてないんでしょうね。ラブエピもありつつ…女性陣がホントにセクシーですよね。ミスティークはウルヴァリンがちょっと好きだったんですね☆全く以って罪な男子です(笑)3も楽しみです。('06/09)

評価…☆☆☆

214 ナルニア国物語 第一章

昔TVドラマを見たような気がしますが、ほとんど憶えておりませんでした(苦笑)評判はいまいちのようですが、原作を知らないので特に酷いとは思いませんでした。話としては疎開してきた男女4兄弟が、箪笥の奥から異世界に入り込み、悪の魔女に支配された国の救世主になるという。下の男の子が魔女に心を奪われ裏切ってしまうけれども、兄弟の絆で乗り越えるというのがストーリーの山だと思います。話の強引さはありますが…。因みに原作を知っている家族的にはOKとのことです。('06/08)

評価…☆☆☆

213 モーターサイクル・ダイアリーズ

キューバの革命家のゲバラ23歳時の、南米大陸縦断旅行ロードムービーです。根はとても真面目な医学生の主人公が恋愛の不幸に苦しみつつ、ハンセン病の患者と交流、先住民族の現実を見て革命家としての行き方へ方向を定める過程が丁寧に描かれていました。('06/08)

評価…☆☆☆

212 ブラザーズ・グリム

ウソの魔女退治詐欺をしているグリム兄弟が、本物の魔女に呪われた村を救う、ちょっと大胆なアプローチでしたね。色々な御伽噺を組み合わせてある感じで。予算の関係か、ちょっと微妙な部分もありましたが、魔女の呪いの演出の不気味さが中々工夫されていました。某幽霊掃除屋っぽい顔が溶ける泥の呪いが一番怖いかも…。('06/08)

評価…☆☆☆

211 マダガスカル

動物園育ちの個性豊かな動物達が、動物園移送中にトラブル、マダガスカル島に漂着。食料がない主人公のライオンは親友のシマウマを本能で狙ってしまうが、友情で克服。解決策として魚を食べることにするというのはなるほど!と納得でした(笑)楽しく見れましたね。カバのおば様もいい味出してます。('06/08)

評価…☆☆☆

210 キングダム・オブ・へヴン

オーランド・ブルーム氏のシリアススペクタクル史劇ですね。自殺者の首は切って葬ることを強要する当時のキリスト教への信心を失ったものの、自分を庇った父の遺志をついで十字軍の騎士となり、エルサレムの王と民を守るという。「火葬すると天国にいけないというのなら、それは神ではない」との台詞。まったくその通りだと思います。人間の決めたルールが、救いとなるはずの宗教を過激化させてしまう原因なのですよね…。イスラム教とキリスト教の根深い問題に取り組んでいる意欲作だと思います。('06/08)

評価…☆☆☆☆

209 スーパーマンリターンズ

いい評判をメディアから聞いていたりしたので、この夏はこの作品だけは観に行く事にしましたが、正直大正解でした♪久々に自分のツボにガッチリはまりました(最初に情報を得た時は、やや今更感があったりはしたのですが)今の映像技術の力もありつつ、ここまでスーパーマンを描ききったスタッフと役者の方々は本当にすばらしいと思います。王道展開ですが、やはりスーパーマンだからそれもすんなり受け入れられますね!ラブエピや、アクションのバランスが良く取れており、演出・脚本がしっかりしています。飽きさせませんね。弱点のクリプトナイトの使用法も工夫があり、前作品を継承しつつ着実に進化した感じです。キャスティングも全体的に良いです。主人公のブランドン・ラウス氏は本当にイメージにぴったりです。更にしさを増したような…☆ケイト・ボスワースさんもかわいらしくて絵になります。ショーン・ペン氏もダークにいい味出しております。最新機器があるのに建物や服装が40年代風なのも情緒があってステキです。アメリカの善いところを象徴している作品ですね。超お勧めです!タイツはちょっと…という先入観で観ないのは本当にもったいないですよ。 ('06/08)

評価…☆☆☆☆☆

208 おしゃれ泥棒

オードリー・ヘプバーン&ピーター・オトゥール氏の軽快クライムムービーの名作ですね。ヘプバーンさんが泥棒なのかと思っていたらオトゥール氏が盗みもこなす(?)捜査員ということで。父を庇うために、父の自ら作った贋作を盗まざるを得なくなるという、なかなか面白展開でした。昔の映画らしいテンポと、コメディネタの繰り返しが効いています(防犯ベル鳴らすシーンなど)。('06/08)

評価…☆☆☆

207  雨に歌えば

名作ですが、歌しか知らなかったので。もっと普通のラブストーリーなのかなと思っていたら、1920年代末、ハリウッドのトーキー映画製作裏舞台(?)とラブコメを絡めてある感じでした。歌と踊りのパートが結構長いです。その時代の雰囲気が感じ取れて宜しいかと思いますよ。ジーン・ケリー氏のレベルの高さも分かるのではないでしょうか☆('06/06)

評価…☆☆☆

206 オズの魔法使い

こちらはコドモの時も観ていまして、3回目くらいかな?しばらく観ていなかったのでまた新鮮でした。なんと1939年の作品なんですよね…つくづくアメリカってすごい。セットはディズニーランドって感じですが特撮も使われていますし。しかしカップリング的に見るようになってしまう自分…スケアクロウ君がかなり良いとこ取ってるんだな〜と思いました。ストーリーも異世界ファンタジーの元型という感じですよね。歌も踊りも楽しくて、色あせない名作です。('06/06)

評価…☆☆☆☆

205 イルマーレ

韓流ロマンチックSFラブ。設定を知っていたので観てみたいなと思っていたところ、TVで放映してくれてラッキーでした。期待を裏切らない出来と思います。海辺の家の心象風景といえそうな美しさが、一見の価値有かもです。しかし主人公の女性のほうが交通事故にあうのはちょっとくどいかも…ほかの重要事件でも良かったんではないかなと思いましたが。('06/06)

評価…☆☆☆

204 サムソンとデリラ(1949)

セットや合成はやはり時代的にもちゃちくはなってしまいますが、それも最終的には気にならない名作ですね。 引き込まれるものがありました。ヘディ・ラマールさん扮するデリラの美しさは、女性の目からでもウットリものです☆ヴィヴィアン・リーさんの雰囲気に似ていますね。 デリラがサムソンの事をどう考えているのか…ということを考え合わせて観ていました。悲劇ですが救いがあります。

評価…☆☆☆☆

203 ナニー・マクフィーの魔法のステッキ

このごろ続々造られている英国ファンタジーものですが、こちらは大人も楽しめると思います。 子供たちよりお父さんの苦悩の方が中心ですね。ある番組での紹介のされ方では「イケメン美少年」に注目(同じ意味ぢゃ?)とのことでしたが、 兎にも角にも、コリン・ファース氏のお好きな方はぜひお勧めですね。近代の服飾ながら、色使いがあり得ない感じでキレイです(お父さんの緑ジャケットなど)。影もうまく使われているなと。 しかしお父さんの後妻になるということでなければ、マクフィーの顔がだんだんキレイになっていくのはあまり意味がない気がしますが…

評価…☆☆☆

202 コーリング

ケビンコスナー氏主演のオカルト作品。最初はオカルトとは思っていなかったんですが。 怖くない幽霊だとわかっているはずなのですがなんとなくぞっとする感じがありました。 意識レベル(覚醒から死)の100段階のうち通常は10までで、そこより深い段階に達した場合、あの世との更新が可能という事で。 神がかりや臨死体験を科学的(?)に説明してみた感じですね。 ラスト、救いがあって良かったと思いますが赤ちゃんは元気そうだったのでそんなに焦らせなくても…と突っ込みたくなりましたが。

評価…☆☆

201 チャーリーとチョコレート工場

ジョニーデップ氏が今回も怪しい存在感を見せてくれていました。でもちょっとジムキャリー氏でもできそうな感じかもしれませんが…。 お2人とも好きなんですけどね。シュールでブラックなお笑いと、現代の家族像への風刺もされていますね。 ゲームオーバー組みの子供たちのキャラが濃いです。特に胡桃割りのセクションが好きです。

評価…☆☆☆

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著者:茶人/2009-02